「それより、熱でもあるんですか!?」
…あぁ。熱ではないんだな、これ。
「ただのめまいだよ。よくあることだから休めば大丈夫」
私は「ありがとう」と言って、支えてもらっていた腕をはがした。
髪を適当に整えて制服をキチッと直してから今後こそドアに向かった。
「あ、言い忘れてた」
西山は頭にハテナを浮かべた。
「この事…風紀委員には内緒ね」
ウィンクして会議室から出た。
「今の反則だろう…」
菜乃葉が出て行った後、西山が顔を赤く突っ立ってた。
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