「子供を作る。育てる。国王様を支える。外来様との交流などでございます」




それでも少ないくらいだよね。



「あ、それでダルメシアリン憲法をよくお知りですか?」




「選ばれた人が国王様と結婚する、というくらいは。それくらいしか知りませんけど...」




以外にまだ、いくつかあるの?




「国王様との子供を10人程度作ること、です..........」




静かに言い放った。



「10人!?」


こんな1人っ子ばっかりの時代に!?





「できるだけ存続者を確保し、将来を相談することが出来るからです。現在の国王様は、母上が早くに亡くなった為、兄弟がいないのです。ですので強制的に決められてしまったんです」





「あたしも強制だけど、そっちは凄く現実的で。つまりませんね...」



少しでも自分のしたい事したいし。

あたしも辛いけど、モデルをやれているから。




今凄く幸せに忙しいから。