「まあ座って下さい」 私は席についた 林健はコーヒーを頼んだ 「これ‥」 私は鞄から小包を出し林健の前に置いた 林健は一瞬、小包を見たがそれには触れずに笑みを浮かべた 「本当に断るんですね?」 「えぇ‥」 「貴女ならやってくれると思ったんですけどね」 「私が「緋の華」だからですか?」 「はい」 「…」