「…すいません」



「場所、移動しましょ…」



「ぁ、そうですね」







「レン…それから皆…」




私はレン達を見渡した




皆、同じ悲しそうな顔をしていた




「ごめんなさい…レンも…拳銃、向けてごめんなさい…

今日の所は帰るわ…

又改めて話すから…」




そう私は言い、林健と倉庫を出た






倉庫の外には車が一台、停まっていた




「俺の車です

乗って下さい」




私は後ろに乗り込んだ




「いつもと違うわね…」



「いつものは組のものです

これは自分の車です」



「そう…」



「何処で話しましょうか?」



「私のマンションで良いかしら?」



「沙耶さんが良ければ」



「良いわ…
私のマンションで話しましょう…」



「解りました」



私のマンションに着くまで車内は一言も話さなかった







数十分後、私のマンションに着き部屋に入った