俺が裏社会で一番の権力を持っていた「緋社」に居て

「黒の紳士」と呼ばれていた頃








その「緋社」のトップに立っていた男が

神谷浩哉、

俺の親友だった





神谷浩哉の呼び名は「漆黒の狼」



あの冷静沈着の性格と野獣の様な動きから「漆黒の狼」と言う呼び名が付いた









そして、その相方に付いていたのが

紅沙耶、

「緋の華」







緋色の血液を身にまとった彼女の姿は美しすぎる華の様だった事から付いた