「この前も話したように各クラスで出し物を決める

出し物を何にするか話し合う


じゃあ学級委員、前に出て意見取ってくれ」




この不良学校にも学級委員が居るのか?



だるそうに前に出てきたのは金髪で耳にピアスが付いている奴だった



コイツが学級委員?



見えねぇ‥







「アキ…」




私は前に座っているアキに声を掛けた




「何だ?」



「アイツ、学級委員なのか?」




私は前に立っている奴を指して言った




「おぉ、そうだよ」



「名前は?」



「倉吉 銀(クラヨシ ギン)」




へぇ‥変な名前







「今、変な名前だとか思っただろ」




アキが小さく笑いながら言った




「まぁ…」



「やっぱり」




アキはさっきより大きく笑った




「…意見ある奴、言え!」




命令かよ




「喫茶店!」



「メイド喫茶!」



「ホスト!」



「風俗!」




風俗って‥無理だろ










私は学園祭の出し物が何になろうと関係無いので窓の外に目を向けた