「いってぇえええ!!!!」




雅は腹を押さえながら叫んだ



起きたみたいだ




「…ッ!」




りゅうは無言で痛がっていた




「何すんだよ!!!」



「お前らが起きないからだ」




レンが言った




「だからって光輝を使う事ねぇだろー

マジ、いてぇ…」




コウの蹴りは凄く痛いらしい



覚えておこう…



りゅうを見るとまだ無言のまま痛がっていた



泣きそうな顔をしていた



すげ…そこまで痛いのか…



恐るべし須賀光輝…







「大丈夫か?」




私はりゅうに駆け寄って訊いた




「おい!!
沙耶ちゃん、俺には心配なし!?」



「お前、怒る余裕があるんだから大丈夫だろ…」