と、私は何を冷静にしているのか
痴漢をされている被害者なのに冷静にしている私はどっか、おかしい
痴漢さんは手を前に持っていき太ももを撫でている
キモ過ぎる
その手が徐々に上に上がってくる
もうスカートはめくれている
というより、ぐしゃぐしゃだ
プシューッ
電車が着いたみたいだ
私はすかさず痴漢している人の腕を掴んだ
私はソイツの腕を引っ張り電車から降ろした
そして痴漢さんの顔を見た
そこら辺にいるようなメタボってて昔臭い眼鏡を掛けている
因みに髪はバーコードハゲ
年齢は四十代後半
その男はすげぇ焦っている
こめかみから汗が出ている
「痴漢って犯罪だよな?」
私は男に静かに言った
「っ…」
「どうかしましたか?」
駅員が話し掛けてきた

