Please Love




ガチャリ



そんな音がした




「何だ今の音」




コイツ耳が良いのか



いや普通か




「鍵の音よ…」




私はエレベーターに乗ってマンションを出て目的地に向かった




「鍵?」



「えぇ…」



「家のか?」




そんな事、訊いて何になるのだろうか




「えぇ…」



「親、居ないのか?」



「えぇ…今日は出かけてるから…
それより、そんな事で電話してきたの?」



「いや、それで夜中以外なら良い訳?」



「もう何時でも良いわよ…」




「解った

じゃあな」




「えぇ…」



「晶に変わる」




少し間があって

「沙耶?」
とアキの声が聞こえてきた