「解ったから腕、離せ…」
宮崎は無言で腕を離した
「宮崎…」
「蓮貴」
「は?」
「蓮貴って呼べ」
「蓮貴?
めんどくさいからレンね…」
「俺、蓮貴なんだけど?」
「知ってる…」
「じゃあ何でレンなんだよ」
「めんどくさいからって言っている…」
「蓮貴、コイツ俺の事もアキって言ってるから無理だぜ」
「…レンで良い」
レンがボソッと言った
「バイクに乗れ」
私はレンの後ろに乗った
「案内はお前がしろよ」
「解ってる…」
私は喫茶店に降ろして貰った
「家まで送る」
「大丈夫…
私の家、入り組んでて説明しにくいから…」
「こっから近いのか?」
「あぁ…んじゃありがと…」
私はマンションに帰っていった
次の日も雨が降っていた
透明な傘を差し、駅に向かい満員電車に乗った
「おはよー」
「おはよ」
校門に入ると生徒の声がする

