私は電話を切って携帯をポケットに入れた
発信機を地面に置いて足で踏み潰した
本当は拳銃で片付けた方が確実だろうが此処は学校だから拳銃は家だ
侮れないな、神田組
私は5分前を知らせるチャイムが鳴るまで壊れた発信機を見ていた
発信機を見るだけでイライラしてくる
私は足で発信機の破片をドブに払って教室に向かった
「おかえり」
「あぁ…」
「あれ?まだ機嫌悪い?」
「今度は違う理由…」
「今度はどんな理由だ?」
アキは笑いながら訊いた
「私が無防備だった事に対して…」
「は?」
アキは頭の中に「?」を浮かべているようだった
「まあ…解んなくて良い…」
「何だよー」

