1限目の国語が終わって、2限目は視聴覚室に移動中


ドンッ

「きゃっ」バサバサ

小さな悲鳴と共に手に持っていた教科書と筆箱が床に落ちた

「道ふさいでんじゃねぇよ!」

くすくす

「友美こわぁーい」

「朝海、庇ってやんなよー」

ビクッ!

「まぁ、今度は朝海がターゲットになるけどぉー」

「仮にも元友達は薄情ねぇー」

「芹澤、独りぼっちだね」

きゃはははっ


独りはもう慣れた


笑わなきゃ

笑わなきゃ