見つかんねぇ…

俺がホテルから出て何時間たった??

まじか…
今夜中の12時じゃねーかよ。

俺が出たのって9時30分……

ってことは
2時間半か……


「くそっなんでだよ。なんでみつかんねぇんだよ。」



と言った
その時




「ゆ~う~!!!!助けてぇ~!!!!」



奈菜の声だっ


声がした方に行くと
崖があった

よかった
あまり深くないな…


「奈菜?」


崖の下を覗くと奈菜がいた
懐中電灯をもっているせいか
奈菜だけが明るく見える。



「ゆっ優!?」


「待ってろよ。」


俺はそう言い、奈菜の方へ降りていった。


奈菜は足を怪我していた。

痛そうだった。


「優……なっなんで来たのよ。」


はぁ??


「お前が悪いからだろ」



「あたし??あたし何もやってないし!」



ったくこいつすんげぇー素直じゃねぇな
俺もそうだけど。


「お前が心配かけるからだろ。」