隣の席は絶対に



「よぉ。またお前と隣かよ~。最悪」


「あたしだって」


私、早乙女奈菜は席替えの運なし。
隣の席の
西條優は、イケメン。


だけど

「おい。聞いてんのかよ。あ、耳悪かったな~お前。」


の様に口が悪い。


「ふん!あんたよりかはいいわよー。」

「へ~。そうなんだ~。知らなかった」


そう言って席をたつ。


顔はいいのに
あの性格を何とかしてほしいな



「奈菜~!また王子の横??羨ましい~!」


「うっ!痛い!」

急に後ろから飛びついてきたのは
あたしの親友
草本真理だ。


「もう嫌ー。なんであたしがこんな目に~」