「好きだっ…!」 あーあ、終わり。 この人もつまらなかったわ。 「ごめん…なさぃ…。私、…」 “か弱い女の子” “守ってやりたくような女の子” 好きでしょう? 上目遣いで見つめる。つまらないけれど、最後まで気を抜かないの。 誰が見ているかわからないからね。 「そっ…か…」 自信が、あったんでしょう? 私が貴方を好きだって、思ったんでしょう? 知ってるわよ、だってそう仕向けたのは…… 私なんだから。