twin∞soul

次の朝、時夫よりも先に、喫茶店のバイトへと出掛けた。

「時夫、マジ気をつけて行くんだよ?」

「分かってるって」

「じゃあ、行ってきます!」

私は喫茶店に着くなり、すぐに流にメールを打つ。

『おはよ、流』

さすが、携帯電話を手離せないでいる流。

返信が早いこと。

『おはよう、笑』

短文だけど、名前を入れてくれるとこが優しいし、カッコいいじゃないの。

『今から喫茶店だよ』

エプロンの紐を結びながら、携帯電話を見つめる。

『今から行く』

今日も、もちろん来てくれるんだね。

早く会いたい。

耳にも焼き付けておきたい。

声がいいのは、横から反則だってばぁ~☆