しばらくして、流は喫茶店に現れた。

いつもと変わらずアイスコーヒーを頼み、朝刊を広げてタバコを吹かす。

流、いよいよ明日だよ。

何だかドキドキするね。

夜はどんなプランを計画してくれてるのかな。

どんなとこ泊まるのかな...エヘヘ☆

流の背中を見て、どんなデートになるのだろうかと、楽しみでニヤける。

そのニヤケモードは、花屋のバイト中も続いていた。

そうだ、今夜電話かけちゃお。

いつもメールだから、たまにはトークも有りでしょ?

時夫もいないから、堂々と話せる。

声が聞きたいもん。

あの低いマッタリした声が、溜まらないんだよね。