twin∞soul

「犬と猿じゃなくなった途端、今度はメールする仲になっているとは…驚きだよ」

どっちが犬でどっちが猿なんだ?!

腕組をして、優しいお兄さんは続けて言う。

「最近珍しく流がメールばっかして、携帯電話を離さないから俺はてっきり...」

珍しくって何よ。

そんな言葉に、照れちゃうじゃないですかぁ~☆

私は優しいお兄さんの方を見上げると、流を見て、凍りついた表情をしていた。

「いや、あの...あれだな?先ずは仲直り出来てよかった。君、名前は?」

「笑です☆」

「そっかぁ、流の目に止まったのは笑ちゃんだったのかぁ…」

目に止まっただなんて、そんなぁ恥ずかしいなぁ~ ☆

「なあ、流。…ちょっといいか?」

流は腕を引っ張られて、少し離れた場所で二人で何かを話はじめた。

あの優しいお兄さん、何だか真剣な顔して話してる。

流も、頷きながら真剣な顔して答えている。