twin∞soul

私はふと、流と私の携帯番号の「8」を思い出して、見知らぬ彼らに話をした。

「私ね、携帯電話の番号が8が多いの。そしたら最近知り合った、好きな人の番号も8が多くて、奇遇だねって不思議がってたんだよ」

「ウヘェ~!」

「マジっすかぁ~!」

男の子たちは、目を合わせて驚く。

そんな対した話じゃないけどさ。

「それ運命の人ですよ!」

「運命っていうか無限大ですよ!」

「あの、あの、テンション高いってばぁ~」

そうだといいけど。

だとしたら別れなきゃね…時夫とは。

「はい、出来上がり☆」

「めちゃ、可愛いーッ!」

「本当だ。良かったな、これでうまくいくよ絶対」

花束を作ると、みんなそうやって自然と笑顔をこぼす。

感動してくれる。

だから、このバイトなかなか辞められない。

手を振って帰って行く彼らに、

「うまくいきますように...」

笑顔で私も手を振った。