twin∞soul

近くのスーパーの前で自転車を止めた。

そこに花屋があって、閉店した後のそのスーパーをぼんやりと眺めていた。

そして今日の、不甲斐ない自分を振り返る。

「身が入っていない」

「やる気のない人は要らない」

そう言われた時、実は凄く胸が痛んだ。

その言葉が痛いと感じたのは、図星を貫かれたからだ。

そのまま自転車を走らせて、喫茶店まで行く。

ママは優しい。

「心配だから」

そう言って、ミスした私に休暇をくれようとしてくれていた。

ママ、違うの。

わがまま言って、何とか見つけた朝だけのバイト。

短い時間しか居られないけど、雇ってくれた事に感謝して、出来るだけバイトに出て、返していきたいの。

私、頑張るからクビにしないで。

ギュッと、まぶたを強く閉じた。