でも、楽しいでしょ?

だって流、以前よりもどんどん笑顔がこぼれてるから。

そうやって最初は相手につられて、良いふうに自分が変わっていく課程を感じると嬉しいよね。

「流...」

「何だ?」

頭の中を支配する流が溢れだして、思わず流の名前を口にする。

目の前に居るのに。

「笑?」

当たり前のように、あなたの横に居る私に、側から名前を呼んでくれる。

私の大好きな流。

あなた以外の事は考えられません。

むしろ、 あなたの事しか考えたくない。

膨らんだ気持ちを、抑えるように深呼吸をした。

そんな私に流は、自然と片方の手で私の手を握る。

太陽の光りを浴びたキラキラの流も、まぶしくて大好きだよ。