翌日以降も、わたしは体調が悪いまま、部屋の床に寝転がり続けた。
血液の入った瓶を毎日渡されるが、飲めない。
飲みたくない。
蜜のように甘く感じる液体を飲むのは容易いだろうと思えたけれど、恐ろしさがそれを押し止める。
これを飲めば、きっと人間ではなってしまう。
化け物になりたくない。
そんな、恐怖。
「いい加減にしなさいよ」
朝が近くなり、眠るために部屋に戻ってきた美月が苛立たしげに言った。
「いつまでそこでグズグズしてるつもり?」
初めの頃はそれほど関心なさそうに過ごしていた美月だったけれど、最近は明らかにイライラしていた。
わたしを見るたびに、醜い虫を見つけたように表情を歪ませる。
「本当に目障り」
「ごめ…なさ……」
「謝るくらいなら――――死になさいよ」
冷たい声が棘になって、わたしの胸に突き刺さる。
