胸に刻んで



「だーかーらっ!まだコクってねぇーわ!
おまえら人の話聞いてたか!?」



囲まれていたのは巧平だった。


姫ちゃんの姿はない。



美男美女カップルってなに?
もうそこまで話は進んでるの?



みんな応援ムードじゃん。




「……松澤。今日にしようぜ」


「……なにが?」




教室に入って席に着くなり緑川がそんなことを言ってきた。


後ろは振り返らずに教科書を机の中に入れながら緑川と会話をする。




「告白する」