声のした方向をみると、 私の席の前の席に座っている、私の友達、 小林 亜紀(コバヤシアキ)が私を見ながらひらひらと手を振っていた。 「おはよっ、亜紀っ。」 私はそう言いながら自分の席についた。 私が自分の席につくなり、 亜紀はニヤニヤと顔を緩ませながらこう言った。 「で?昨日はどうだったの??」 「?、なんのこと?」 「なんのことって…、昨日、建くんとデートしたんでしょ?」