穏やかな日曜日。 春まっさかりというように暖かい日だまりが窓から差し込んでくる。 私、早乙女 美衣(サオトメミイ)は、 外に出掛けるのに最適な日にもかかわらず、 シンプルで殺風景な自分の部屋で、 お気に入りの雑誌をベットの近くで、 床に座って読んでいた。 無音でゆったりと流れる時間。 私は一人でのんびりと過ごすこの空間が好き。 だけど、今はそうでもない。 たしかに無音で、ゆったりと時間は流れているけど…。 けど!!!! 「なぁー、美衣、そろそろ俺の相手してくれよーっ。」