ありがとう。






「詩歌。」


俺はその女に呼びかける。




そう。


その女は詩歌だ。





「神様は不公平よね。」



俺に返事を求めたのかこっちを見る。




俺が答えずに黙っているとフッと詩歌は笑った。




「同じ境遇の女の子なのに片方を助け、片方を助けない。」