「美喜がさ、転校してきたばかりで不安なのは、わかるよ? でもね、私たちは美喜の友達なんだよ。もう少し頼ってくれていいんだよ?」 「理香子ちゃん。」 「そうだよ!」 私は気づいたら泣いていた。 「えっ!?・・・どうしたの、美喜?」 南海ちゃんが慌てて私に聞く 「なんかね、こういうの初めてでね。 こういう、友達が私のために怒ってくれてることなんてなかったから。」