「俺も、秋塚が好き。」 小さな愛しい君を強く抱きしめた。 腕の中を見ると、顔を真っ赤にして、チョコを手の中にしっかりと持った君と目が合った。 ーー俺の今までの思いが溢れた。 「・・・大好き。秋塚が、好きだ。いつも一生懸命なお前のことがずっと好きだった。」 そう。きっと出会ったあの日から、俺の心にいたのは君。 優のこと好きだった。 でも、その気持ちは、きっともうずっと前から過去形になってた。