「やっぱり似合ってる」 陽は優しく微笑んで言った。 「これ、あたしに?」 こんな物をあたしにくれるの? 「礼以外に誰いんの。 ほら、俺とペア」 陽がシャランと音を立てて首元の ボタンを外しネックレスを見せた。 あたしは涙で視界が歪んだ。 「安っぽい物でごめんね」 そう言う陽にあたしは首を横に振った。 どんな高価な物より、 陽がくれたこのネックレスが一番嬉しいんだよ。 「泣かないの」 グラスを近くに置いて あたしをふわっと抱き締める。 あたしは涙が止まらなかった。