やっと離した唇 陽を見上げると、 顔が赤くなっていた。 照れてるんじゃなくて……、 「ひゃぁっ…」 耳に唇を落とす。 何? この感じ…… こんなの初めて… くすぐったくて、 でも脳に陽の甘さが響く。 「礼、」 奮えるような囁き。