由紀side 「あの……」 武さんは何かに深く頷いて 納得しているかのようだった。 「以前、由紀さん教えて下さいましたよね? 好きという気持ちと恋という症状を。 俺、今そうなってるんです」 え? えっ? えーっ!!!!!!??? もう、その時の驚きと喜びは人生の中で片手で数えられるほどのものだった。 それほど嬉しいことだったからこそ、 こうやって覚えているのだろう。 大切な温かい思い出