由紀さんはスキーに慣れているようで、 フォームが綺麗だった。 石崎は…… 「由紀ちゃん、上手いね」 俺の隣で言って、 そのまま由紀さんの方へ近寄って行った。 なんだこのムカムカは。 「あのっ、武先輩!!!」 「………」 誰かが話しかけてきたけど そんなのにかまっていれなかった。 どうしてこんなに焦っているのだろうか。 石崎の恋などどうでもいいこと…… そう、 恋など…、 恋………