「だから女の子たちの告白を断るんですか?」 「そうですね。 恋もだれかを想うことも知らない男よりだったら、もっと素敵な男がいます。 僕なんかよりずっと……」 武さんの話を聞いてやっとわかった。 嫌いや苦手で断っているんじゃない。 辛くさせたくないから断ってるんだ。 「さて、戻りましょうか」 出口に向かって一歩出した武さん。 「待って下さい!」 私の口から出た言葉。