昇降口から出てきた武さんは どこか寂しそうな目をしていた。 ジッと見ていた私は、 ついに武さんと目が合ってしまった。 慌てて反らしたけど、 それは皆無だった。 「見てたんですか?」 「…………すみません…」 私も嫌われるかもしれない。 震える手をスカートを握ってごまかした。