麗華は頭を傾げている。


「わかんなくていーよー」

「なっ、奏のくせにっ!」

麗華はムッと頬を膨らます。
風船みたいだな。


「そんな俺を好きなのは誰でしたっけー?」


ふふんっ、
顔赤くしちゃってー


今、
俺が上だっ!!



「あたしだけど、なにかっ!?//////」



こんな女王様も俺にとっては
最高の彼女。



「今日はホテル予約してるから。
意味、わかるよね、麗華様?」



「わ、わかわかっ………//////」


ワインのように紅く、
ワインのように甘い、
上質な彼女に溺れる俺はグラスのよう。


今宵もそんな彼女に夢中な俺。