「 おい、帰るで。 」




教室のドアからひょっこり顔を出しながら言う、和貴。




「 はーい 」




明るく応えて小走りで教室を出た。





うちらは



付き合ってるとか





幼なじみとか



そんなんちゃう。




ただ家が隣でちょっと仲いいだけ。




いつもみたいにたわいない話で




バカみたいに笑いあって




家の前でばいばい。




そう思ってたのに、





思いがけへんかった所にハプニング発生。