その翌日…私は黎に呼ばれ部屋へと向かっている。 ……ゆっくりしろって言ったのは誰だよ。 はぁっとため息をつき、ノックせずにドアを開ける。 すると黎はソファーに座ってパソコンを触っていた。 「黎、何の用?」 パソコンの画面から上げられた顔は、悪戯を企む子供のような表情をしていた。 「数日後に夜会があるのは知ってるでしょ?」 「……ただ騒ぎたい奴等が開いた名ばかりの夜会の事?」 「そうそう」 私の返答にクスクスと笑う黎。 どうせ夜会を開いた能無しの奴等を馬鹿だとでも思ってるんだろ。