心地よい夢の中、何か大切なことを忘れてる気がしてハッと目が覚めた。
……蓮がいない。
部屋を見渡すけど傍にいた蓮はどこにもおらず、窓の外もいつの間にか真っ暗になっていた。
時計を見れば8時半を指している。
そっか…面会時間が終わったんだ。
蓮のことに関しては納得したのに、激しい動悸は治まらない。
……何かを忘れてる?それとも何か他の…。
そこまで考えて、ふと自分の手が視界に入る。
「っーーブレスレット!」
誕生日に蓮から貰った大切なブレスレットがあるはずの手首になかった。
何ですぐに気がつかなかったんだ…一体どこで…。
まさか…黎と戦った時?


