それでも……やっぱりダメだ。 「…たとえ戻りたくても、今までの悪行は消えない。 それに、感情が消えてないとしても…前のようには…」 「戻れるだろ。冷酷の塊だったお前を心から笑わせた奴は誰だよ?」 重い雰囲気の中、勢いよくドアが開くのと共に呆れ顔の恭輔が入ってきた。 私を心から笑わせた人? ふと浮かんできたのは学校で再会した後の言葉。 私を心から笑わせたのは……蓮。 「それに悪行がどうした、この餓鬼は気にしないだろ。 全部背負って生き抜け。逃げるんじゃねぇ」