だが、何故か蓮は悲しそうに眉を下げた。 …どうして? 疑問を口にしようとしたが、またもドアが開く音に邪魔をされた。 「どうなされまし…目が覚めたんですね」 慌ただしく入ってきた医者と看護師は私が起きているのを確認すると、少し緊張を解いた。 「神崎さん、どこか痛んだり、違和感を感じるところはありませんか?」 ……痛みはあるけど気になるほどじゃない。 それに違和感は身体が重いぐらい…これなら問題ないか。 「…大丈夫です」 なのに医者は難しい顔をして怪訝そうに首を傾げた。