「ふざけんな。由美を玩具だ?んなことさせるわけねぇだろっ!」 私が答える前に叫んだ蓮。 「…だって。交渉は決裂……皆殺しだよ」 すっと黎が片手を上げると周りに待機していた部下たちが一斉に銃を構えた。 「ふふっ、相手は味方が多すぎて銃は使えない。虐殺になっちゃうね」 心底愉快そうに笑う黎に背筋が凍るが、全く動じない恭輔達に気が抜ける。 どうして何の対処もしないの?このままじゃ…。 「諦めたんだ?じゃあ遠慮なく…撃てっ!」 眼前に広がる惨劇を想像してギュッと目を瞑る。