「だが、何から逃げていた?まさか、誰かに何かされたか?」 険しい顔で詰め寄ってくる蓮は、私が逃げられないようにソファーに両手をついた。 「んと…サークルの勧誘から逃げてた」 ボソボソと呟くと盛大な舌打ちをした蓮。 「何とも下心丸出しの勧誘だね」 下心……確かにそうかも。 サークルっていうのは口実に過ぎないと明らかに分かる接し方だったから。 男たちの様子を思い出してクスクスと笑う……不機嫌な俺様狼のことを忘れて。