雨もよう




「玲ー!」



後ろから僕を呼ぶ声がするが無視をして歩き続けた




「おい、無視すんなよな」



「いつもの事だろ?」



「そうだけどよー
待ってくれたって良いじゃねぇか」



「悪い」



「お前、悪いと思ってねぇだろ」



「フッ」




僕はずっと幼稚園から今まで崇と一緒に帰っていた



朝は別々だけど、たまに一緒になる時もある






「お前、彼氏つくんねぇの?」



「お前こそ」



「俺が彼氏ってホモじゃねぇんだから」



「ちげぇよ彼女だよ」




「知ってる」



「お前相変わらずむかつくな」



「お前もな」



「フッ」



僕達は笑った