雨もよう





「なら何で!」



「好きじゃないので」




「…良い…

好きじゃなくてもいいから俺と付き合って!

てか強制ね」




久保はニッコリ笑っていた




「無理です」



「駄目、強制だからー」




そう久保は言って僕の腕を引っ張って歩きだした




「何処、行くんですか?」



「俺んち」



「何でですか?」




そう訊いたらニヤッと久保は笑った
























男って何だろう