雨もよう




「玲、帰んないの?」



「一緒に帰るんだろ?」



「え!?一緒に帰ってくれんの!?」



「はぁ?」




「いや、…早く済ますわ!」




「おー」




僕はニッコリと笑った





「何か久し振りに玲の笑顔、見たかも…」




僕ってそんなに無愛想なのか?





「そうか?」




「うん」



「無愛想にしてるつもりはないんだけどな」



「いや、無愛想というかボーッとしてるというか…」




「へー
あたしってそんな風に見られてるんだ」




「俺から見たらね」




「崇から見たなら皆も同じだろ」



「そうかも」