ハーレムBoy☆





「ありがとう。智にそう言ってもらえると今まで頑張ったかいがあったよ。」


裕司さんは泣かなかったが


今にも泣きそうな顔してる。





「まだ泣かないでよ。


今日は二人に約束したいと思います。」




その言葉を言う前に俺は深呼吸した。



「お父さん、これからもずっと家族だからね。」


「智……いま、なんて…」


母さんは手を震わせながら泣いていた。


「お父さんって言ったんだよ。」



「ありがとう。本当にありがとう。」



俺の第2の父さんも泣いた。



周りの人はわかってないようなので説明することにした。



「実は今日、初めて裕司さんのことをお父さんって呼んだんです。」