「では、次に智くんからのお手紙です。」
パチパチパチッ
俺は司会者にマイクを渡され
それを持って二人の前にたった。
ふーッ
よし、言おう。
手紙を開いて俺は二人に向けて読み始めた。
「結婚おめでとう。
二人にはとてもお世話になにました。
まずは母さんに感謝の言葉を送りたいと思います。
母さん、俺のこと一人でかんばって育ててくれたよね。
ありがとう。
お父さんが3歳のとき死んでから母さんは必死に働いて働いて、
俺を育ててくれました。
仕事が辛くても子育てが辛くても笑顔で疲れてるときも俺と遊んでくれました。
ホントにありがとう。」



