――カシッカシャ――― 「ねえ、もう席もどっていい?」 「おい待て智。わしも撮ってくれ。」 「はーい。」 じいちゃんの顔 なんか気持ち悪いぐらい笑顔だ。 「撮るよー。はい、チーズ」 「どうじゃ」 「撮れた。」 「ありがとな。」 じいちゃんは写真を見ると少し涙を浮かべて 嬉しそうに見つめてた。 俺は気合いを入れ直した。 今日こそは言うんだから。 頑張らなきゃ。 俺はご飯を食べてその時をまった。