ご飯を食べ終わってから俺は裕司さんと話すことにした。



「裕司さん、いいかな?」



「いいよ。」



リビングには母さんがいたから俺の部屋で話すことにした。



「ねぇ、裕司さん。ごめんね。父さんって呼べなくて。」



まず俺は謝った。


一番言いたかったことだから。


すると裕司さんは一瞬驚いた顔して固まってたがすぐに笑いだした。


「そんなことを言うために二人の時間がほしかったのか?


なんか嬉しいよ。ありがと。



けど、大丈夫だから。


なんとなく智の気持ちはわかる。


だから、大丈夫だ。」




母さんは裕司さんに惚れる理由がわかる。


こんなに優しい人は滅多にいない。



「ありがと。けど、理由をちゃんと聞いてほしいんだ。」



「わかった。」



そう言うと裕司さんは一気に真剣な顔になった。