「なにも。」



「なにも?えっ、なんもやってないの?」



なんじゃそりゃ



「んー、まあとにかく変わった人が集まる会みたいな?



上村はだって男じゃん。この学校ではある意味変わり者だよね。



で、小春は……先輩に聞くといいよ。



それにもう着いたし。」




あっ、ホントだ。



なんか空き部屋みたいな感じ



人がいるとは思えない。



――ガラッ――



「センパーイ、連れてきましたよー。」



「でかした詩野。



こんにちは~上村君に朝倉さん。



私はこの同好会の部長?の浅井 那菜だよ。



よろしくね。もうすぐ他のメンバーも来ると思うからそのソファーに座っといて。」



「はい。」



なんか優しそうな先輩なんだけど



裏に何かありそう……みたいな感じの人だ。




とにかく俺と小春はソファーに座った。